野沢美保氏

 1988年藤女子大学卒業後、富士通株式会社に入社。北海道地区の教育市場の担当営業として活動、ICTを教育利用するためのインフラ整備商談や大学教務事務商談における学生カルテ提案などを担当。他社・新規商談に注力し、特に教育センターユーザ数を8大学→15大学へ増やした。北海道内の大学ユーザ会を立ち上げ、大学情報化推進のためのアンケート調査・分析等で情報化計画を立案し、提案に反映させた。

2009年からは東京にて、教育市場の全国支援業務を担当。商談支援だけではなく、室蘭工業大学の教授の考える「大学事務部門の情報システム活用課題」に関する論文執筆協力や、総務省フューチャースクール推進事業等の国プロジェクトへの参画など、教育の情報化への協力にも務めた。この知見を元に小中学校向けタブレットパソコンの企画への参加や、拡販活動として、展示会のセミナー講師や高校教員向け教育の情報化に関する講演など、営業だけではなく、幅広い活動も実施した。

営業としては、数字を追うだけではなく顧客との信頼関係を作ることを重視した。そのために、コンサル視点やデザイン思考等の考え方を取り入れること、積極的に外部との協力体制を作ることを実施した。また、システム障害時は逃げずに技術部門と徹底的に話し合い、信頼関係を作ることで解決に導くことを大切にした。

 

2007年に課長昇格、2016年に部長、2017年にシニアディレクターと女性営業幹部社員としての活動から、以下のようなキャリア支援活動にも従事した。

  • 富士通社内の女性営業キャリアミーティングの企画とアドバイザーとして参画(2016年~2021年)
  • 2019年~2020年には女性リーダー研修にてロールモデルとして講師を担当
  • 2010年~2017年にはインターシップの受入れ(1回3週間4名受入れ、年に2回)

 

2022年に富士通(株)を早期退職し、キャリアコンサルタントの資格を獲得した。