(1)IT活用実践(8日コース)

※実機で、PCの設定、サーバ構築、ルータ設定等を行います。
 本研修コースは、中規模ネットワークの企画・設計・構築、ビジネスアプリケーションの開発・運用・保守に亘る当社の長年の実績を生かし開発したICT技術者養成プログラムです。

 本プログラムは、入門者・職種転換者を想定し、構築実践力の短期徹底習得に重点を置いた特別カスタマイズカリキュラムです。既存のベンダーが提案している「個別の知識を体系的理解し、構築・設定方法」を習得することに主眼を置くカリキュラムとは大きく異なり、構築・実践力を養う事でICTの開発・運用現場での即戦力として、また新規ICT事業展開の中核メンバー育成するためのプログラムです
 もちろん、本コースでもITC構築実践に必要な知識については欠かす事無く解説し、理解を確認後、実機実習により技術の定着を図ります。実習も実際の構築実践シーンで必要となるスキルにフォーカスして行います。そのプロセスで、論理的な知識を補う事によって、理論と実践力を確固たるものとする、独自のカリキュラムで構成しております。
 ご存じの通りICT技術の進化のスピードは非常に早く、知識の陳腐化も同様に起こります。そこで、ICT技術の世界では知識を偏りなく網羅する努力よりも、実際に何がポイントでどこを押さえておけば良いのか、どの方向へ進もうとしているのかを的確に判断し、溢れる情報から取捨選択し効率良く新しい知識と技術の習得に励まなければなりません。実際、ICT関連の機器の機能・性能の進化は、年間数倍のペースで進化し続けております。
 そこで、本コースでは、特に欠かす事のできない重要な実践のテーマを厳選し、メリハリを付けて構成しております。通り一片の知識を習得して終わりと言うのでは無く、今後のICT技術・機器の進歩を想定し、受講者自らの知識・技術をどの方向に育成すべきかをも含めて指導致します。
 当社の長年の企画・開発・運用現場での実績をベースに、重要なポイントを示し、メリハリのある効率の良いカリキュラムをご提供させて戴きます。(当社のクラウド・データーベースの技術は、2011年特許「特許第4738794データベースシステム」として認可されました。また、当社のインターネットサービス(アプリ)の技術は、2012年特許「特許第5097346サーバーシステム」として認可されました。)

 本コースは、以下の5つの基礎コースから構成されますが、受講者の知識・技術の到達度や目的、ご要望に合わせてカスタマイズしてカリキュラムを構成させて戴いております。

1.パソコン基礎(1日)
 ICT(ネットワークを構成したコンピュータによる情報技術)を構成する各構成要素の中で、主にコンピュータ(サーバ、パソコン端末、)について、ハード、ソフト両面の知識を習得し、必要な技術を実習します。ICT事業を展開する上で最も基礎となる技術の習得になります

 

2.ネットワーク基礎(2日)
 ICTを構成する各構成要素の中で、主にネットワークについて、構築実習をメインに知識・技術の習得を行います。社内LAN・WAN、インターネット、イントラネット等ネットワークには様々な形態、用途がございます。どのような形態・用途にも対応できる実践的な内容を体得します。

企業向けICT事業を展開する上では、コンピュータ(サーバ、パソコン端末)を使ってネットワークを構築して初めて情報システムが成り立ちます。ネットワーク構築技術はコンピュータと共に必要不可欠な構成要素になります

 

3.サーバ基礎(2日)

 ICTの最も要となる構成要素であるサーバについて、様々な用途に対する構築・運用・保守に関する技術・ノウハウを実習を中心に習得します。ICT技術とは、「サーバからネットワークを通じてサービスを受けること」と極論付けることができるほど重要なテーマです。

 特に企業向けICTシステムインテグレータとして企画・提案・構築・運用を実践していく場合においては、最も同業他社との差別化を行える部分です

 

4.データベース基礎(2日)

 近年のICT産業においてサーバのサービスの中で最も重要なサービスがデータベースです。企業向けICT事業に携わるならば避けて通れないぐらい重要な地位を占めますインターネットの世界でもあらゆるサービスの背下にはデータベースが存在することは容易に想像できます。データベースはGoogle、ツイッター、Facebook、から小さなインターネットサービス(アプリ、WEBアプリと呼ばれる)構築まで、全てのアプリ構築の根幹となるデータマネージメント技術です。
 特にインターネット関連ICT事業に大きく成果を残すには必要不可欠な技術となります。しかしながら、データベースはサーバサービスの中でもハードルが高い知識分野になるのも事実です。そこで本コースでは、身近に体験でき有用且つ実用的であるMicrosoft Accessを実習に利用し、知識・技術共に、本格的データベース(Microsoft SQL Server)に展開できる当社独自のカリキュラムを通してデータベースに関する知識を習得し、構築力を体得します。

 

5.クラウド活用基礎(1日)

 ハードウェアの高性能化と共に、1台のマシンにたった一つの仕事(サーバの場合サービス)を行わせるのは効率が悪いという考えが近年出現してきました。「一つのハードウェアの中に複数の論理マシン(仮想マシン)を構成し、ハードウェアをあたかも複数あるかのように見せる。」これが仮想化(バーチャル)の始まりです。

 システムのこのような仮想化は、冗長性、可用性、拡張性に有利であることから、現在では社内システムのクラウド化(プライベートクラウドと呼びます)が急速に行われつつあり、企業向けICT事業に携わる上で最もアドバンテージを発揮する技術となっております

※本コースでは、実際に各受講者が仮想マシンを作成し、実習を通して体得して戴きます。

以上 

講師:村上 淳

「所有する特許及びその関連事業に関するご紹介」